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第11話 ロンドンタクシーでGo!

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近代的なヒースロー空港から迎えのバスに乗る。
ロンドン市内に向かう途中現地日本人スタッフから日程の確認、両替え方法、地下鉄、バス、そしてロンドンタクシーの利用方法などが伝えられる。
いつものように車窓から外を見ていると、黒塗りのクラシックな自動車が何台も走っている。
「観光には地下鉄もいいのですが、効率的に移動するにはタクシーを利用されるといいですよ」
この現地ガイド「影山民夫」に似ている。
胸にブルーのバッチが輝いていた。
(このブルーバッチ ロンドンの観光資格者に与えられるものらしい)
「ロンドンのタクシーは厳しい試験をパスしてきた人々なので、行き先を告げれば目的地まで最短距離で連れて行ってくれます。
「料金はメーターがあるので安心して乗ることができます。」
「降りる時に1~2割ほどチップをあげて下さい。」
「ただし遠距離の場合は嫌う場合もあります」
安心して乗れるタクシーなんて我々が赴く場所ではなかなかお目にかかれない。
「本当かな?」という疑問が涌いてくる。

このロンドンタクシー、ガイドの言う通りに翌日の観光から威力を発揮した。
ピカデリーサーカスから大英博物館へ、大英博物館からホテルへ、ホテルから人類学博物館へと場所を告げるだけで最短距離を進んで行く
決して金額をごまかすこともなく無口な運転手は目的地に向かう。
少額のチップを無愛想に受け取る彼等! 
誇り高きロンドンタクシー、一度乗っただけですっかりファンになってしまった。

ロンドンタクシーは旧型の黒いクラシカルなタイプとレンジローバーを小さくしたような新型車が走っているが、雰囲気は断然クラシカルタイプが一番
重いドアをガシャンと開け広々とした後席に乗り込む。足をめい一杯延ばしても前の席にとどかない。
スーツケースを持ち込んでも余裕の空間だ。
迎い合わせに座れるように折り畳みの椅子が用意されている。
乗り心地は決してよくない。
「ゴトゴト、ゴツゴツ」という感じだ。しかし決して不快な感じがしない。
石畳の旧市街をこれで走っていると、古きロンドンが感じられてくる気がするのだから不思議である。
それにくらべて日本のタクシーはスーツケースを乗せるには手狭である。
確かに乗り心地は比べ物にならないほどいいんだけど、スーツケースをトランク
に入れてしまって成田に向かっても「さぁ これから外国に出かけるぞ」という
風情などありはしない。

この味わい深いロンドンタクシーも新型車に変わりつつあるようだ。
確かに新型車は燃費もいいし、乗り心地もいいと思われる。
だけどロンドンの風景が変わらない限り、旧ロンドンタクシーは走り続けてほし
いと思う。だってあれほど町並みに合ったタクシーはないのだから

この記事を書いた当時は、旧型から新型へと切り替わる途中でしたが、もう旧型は走っていないんだろうな

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