ミャンマーの休日

その26 仏像に金箔貼り

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都会の得度式を後にして仲見世のようになっている参道を奥に進んでゆく。
道の両側にはキラキラと光る何に使うかわからない商品が売っている。
「お坊さんが使用するものが売っています」
キラキラした品物のほかに絵はがき、仏像、ポスター類、書籍などなどが所狭しと並んでいる。
まっすぐな参道の突き当たりに少し広くなった場所にあった。たくさんの人が座っている。
「おぉおおおお」
突然目の前に現れた黄金に輝く仏像はあまりにもまぶしかった。
「金箔を張りに行きます」
と男性陣は混雑した人込みをかき分けて仏像の横にまわります。
「大きい! 凄い」
高さ10mぐらいはあるでしょうか? 階段を登り台の上に セインさんから
3cm角ぐらいの金箔を2枚手渡される。
仏像が乗っている台座は幅が30cmぐらいたくさんの人その上をうろうろ
している。はっきり言ってかなりあぶない 落ちたらけがをすること間違いなし
恐る恐る仏像の前にまわってゆく。 
何人かの人は正座をしてお祈りをしていた。
セインさんと私それと同じツアーの2人で仏像の前に座る。
私が偶然にも真正面に陣取ってしまった。
金箔を「そっ」と貼り付ける。 
仏像にさわるとチョコレートの銀紙のような手触りだった。 
剥がれかけた金箔がキラキラと光っている。 
仏像は金箔ででこぼこになっていた。
両手を合わせて祈る。 
何を祈ったか思い出せないが神妙な気持ちに誘われる。 

目を開けて立ち上がろうとしたら私の隣に座っていた老人が自分の持っていた金箔を15~20枚ほど私に手渡した。 
老人はにこやかに笑い「ほれ もっと貼るのだ」と私に言っているようだ。 
私は何枚かを同じツアーの人に手渡して金箔を貼った。 
上を見上げる。 
大きな顔が輝き我々を見下ろしていた。
その頭の上には巨大なルビーがあるという。 
さすがにここからは見えない。

立ち上がろうとしたら私に金箔をくれた老人の姿はなかった。
「なんで金箔をくれたのだろう?」
立ち上がって落ちないように慎重に退場してゆく。 
登ったときと反対側の階段の手前でおじいさんが黒っぽい手ぬぐいのような布巾を手渡す。 
どうもこの布で手を拭きなさい ということらしい。 
自分の手を見るとキラキラと光っていた。

その25 1000人のお坊さんの宿坊訪問

その27 ビールの時間

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