グラシアス・メキシコ

78 メキシコシティへ

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さてこれから乗る飛行機はメキシコシティに行きます。
飛行機はカリブエアー どうやら国際線と思われる。 カリブ海? バハマ? 
よくわからないがメキシコ国内から来た飛行機ではないらしい。 
すでに乗客は一杯だった。
ゆっくりとメリダ空港を離れる。
「もう旅も終わりだ」
今日はこの飛行機でメキシコシティに戻り 明日 日本に戻るのだ。
 我々が座った席の前には小さい女の子が乗っていた。 飽きてしまったらしく
「きゃきゃきゃ」と落ち着かない。 お父さんが一生懸命にあやしている。
女の子が椅子の上に立ち上がってこちらを見る2~3才ぐらいであろうか。
「お人形さんみたい」
奇麗な金髪の巻き毛 青くて大きな瞳
「こりゃ人さらいがでるよな」 
と思うぐらい可愛い女の子であった。
ハポネを見るのは、はじめてなのかこちらを座席のすき間からのぞき込む。
視線が合うと「きゃぁきゃ」と言って隠れてしまうがまたこちらを見ている。
「折鶴 折鶴」 と言って紙を探す奥さん
折り鶴を折り始める    と女の子はおとなしく「じぃいいいい」と注目
「はい」 と言って折鶴をあげると「XXXX」と言ってうれしそうに受け取る。
お父さんも「おぅ XXXX」と声をあげる。
「そうか やっぱり 折り鶴は世界を救うのか?」 インドの列車の出来事を
思い出す。
お父さんに言われたのか 女の子はこちらをみて「グラシアスXXXX」と
恥ずかしいそうに話して隠れてしまった。
「こんなに可愛いと人さらいの気持ちもわかるような気がするね」
 宮下さんが言っていた言葉を思い出す。
「メキシコの女の子は小さいころから バラよ花よ星よ と育てられています
ですからメキシコの女の子はみんな奇麗になってゆくんですよ」
ふむふむ 宮下さんの話は本当であった。
「でも バラよ 星よ  がいつか母になり 巨大な大木となったバラになるのよ」
奥さんの指摘は正しかった。 天使のような女の子の母は立派なバラの大木であった。
女の子は折り鶴を大事そうに抱えていた。
 無事にメキシコシティに到着 降りるとき  大木  失礼 元バラのママは
我々に「グラシアス XXXXX」と言って降りていった。
 久しぶりのメキシコシティ  下界から天上の地へ 我々は再び標高2000mの
地へ降り立った。

77 グラシアス カルロス

79 宮下さんのメキシコ愛

※この旅行記は、1997年に書かれたものです。

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