グラシアス・メキシコ

73 命がけの球技

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マヤ天文台の次は尼僧院という建造物にに向かう。
おなじみチャック(雨の神)の彫刻が壁一杯に彫られている。
ここの球技場はとてつもなく大きい 今まで見てきた遺跡では一番の大きさと思われる。 まるでサッカー場である。
「みなさん ここで手を叩いて下さい」
宮下さんのアドバイス? で手を叩く 「ぱぁーーん」
でも思ったより響かない 
「風がありますので」と苦しい 宮下さん
しかし 能天気なツアー客のいるこの場所は生死をかけた聖なる戦いが行われていた所である。
「この球技場での勝者のキャプテンの首が落とされる様子や その血しぶきとククルカン(蛇)と農作物の様子が彫刻されています」
 消えかかったプレートには確かに首を切った様子が彫られている。
でも 勝ったほうが生贄になるんですよ  わかります。
敗者ではなく勝者が生贄になるという事実! ちょっと我々には想像できない!
 球技場を通り過ぎ ツォンパントリ と呼ばれる場所に
「げ ドクロだ」 壁一面にドクロのマークが彫られている。 メキシコの
暑い太陽の下だから良いのですが夜は不気味だろうなぁ 
よく見るとひとつひとつのドクロが違う顔をしている。
 驚愕の台座はその先にあった。 人間の心臓をつかんだ鷲とジャガーの浮き彫り
 いやはや オドロオドロシイ! これを見たヨーロッパの人々は、我々より
もっと驚いたに違いない。  だから徹底的に弾圧とキリスト今日の布教活動を
したと思われる。    
「でもね マヤの人々にとっては、これが当たり前の生活なのだから本当は誰も
邪魔しちゃいけないんだけどなぁ」  と思う。
 ドクロの壁を後にして いよいよ目的の「カスティージョと呼ばれるピラミッド」
と 思ったら宮下さんは、無視して先に進む。 目的地はかなり奥まったところらしい
 目の前にいきなり 大きなくぼみが見えてくる。 
「聖なるセノーテと呼ばれる 天然の井戸です。 深さ20m 直径60mあります」
井戸と言っても崖のようになっている。 水面は遥か下に見える。緑色をしている。
「マヤ人はこの井戸に生贄を投げ込んで雨や農作物の実りを祈ったと言われています。
財宝があると思い込んだスペイン人はこの池を調べたのですが結局人骨しか出てきませんでした。 
1911年に調査したところ21体の人骨が出てきたそうです」
「やはり かっぱぎ達は抜け目なく調査したか・・・・・」
 どのぐらいの財宝や貴重な文物が闇に消えたか 今になっては誰もわからない

72 カタツムリの天文台

74 チェチェンイッツアで手を叩こう

※この旅行記は、1997年に書かれたものです。

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