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第8話 ファルーカでさらばじゃ(その1)

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砂漠の中に巨大な送電線
ここはアスワン・ハイ・ダムである。
ダムと言っても日本でよく見ることができるアーチ型ではなく、ただの堤防の
ように見える。アスワン・ハイ・ダムの上は道路になっている。
バスから降りてナイル川の中央に降り立つ。
まさに大河である。
この大河をせき止めることをいったい誰が考えたのであろうか?
再びバスに乗り込みアスワンの街に入る。
ここにも軒先きで牛が一頭釣り下がっていた。
極彩色の布がところ狭しと並んでいる。
今日のホテルは、ナイル川の島にあるインド人経営のホテル、外見がいかにもエジプト風?
ナイル殺人事件に出てきそうなホテルみたいです。
ホテルまでは24時間営業のフェリーが、唯一の交通手段である。

ホテルの夕刻ロビーに集合
「ファルーカに乗って船遊び」
JTBの日程表にはこのように書かれてあった。
「きっとフェリーのような船に乗って川下りでもするんだろう」
と思っていたのですが予想と違って船着き場にあった船はあまりにも小さい。
全長5m位の木製オープンボート、かなり高い柱が前方に一本立っている。
ガラベーヤ(民族衣装)を来た男がニコニコして立っている。
総勢25名のツアー客は船べりに腰を降ろし出航を待つ。
ガラベーヤを来た男は岸を足で蹴って船を沖に出す。
船の名称はファルーカと言われる単胴型帆走船、船首近くに一本の高い柱、帆は
ゴワゴワしている木綿製? 船体中央には重そうなバラスト。
バラストの部分に何か文字が見える。
「おしん?」
はっきりと「おしん」の文字が見える。
「イスラム圏でおしんが大ブームだと聞いていたけど.」
「日本と言う国がいろんな形で輸出されているんだなぁ」
とあらためて思う。
 ガラベーヤの彼は帆も上げず流れにまかせるままに船を任せている。
「へい ロレンス」
 ツアーの中に「アラビアのロレンス風」の姿をした乗りのいいおやじに舵を
まかせてガラベーヤの彼はくしゃくしゃになっている帆を上げる準備を始めた。
 ナイル川は透明度がなく黄土色をしている。今にもナイルワニが
「ぐぉーー」と口を開けて出てきそうな感じである。
 岸辺はゆるやかな砂丘が続いている。砂丘の上には崩れかけたモスクと思われ
る建物がポツンとひとつ。幻想的な景観が続いて行く。
「もうすこしゆくと左手に、アガサクリスティが泊まっていた有名なホテルが
 見えます。ここでナイル殺人事件を執筆したと言われます」
美人ガイド 君野さんの説明
アラビアのロレンスの舵にまかせてのんびりとファルーカが下って行く。
かつてはこのような船がナイル川を埋めていたのであろうか?
あのピラミッドの石もファルーカで運ばれたといいます。

     ファルーカの船遊びはまだまだ続く・・・・・

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