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第4話 夜のパリでムール貝

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名?添乗員 桑名氏との旅は、フランス パリへと向かう

昼に食べたフランス料理に辟易した私は、桑名氏お薦めのレストランに「ムール貝」を食べに行ことになった。
ここは「ホリディ・イン・リパブリック」と言う豪華なホテルのロビーである。
「オプショナルツアーに行くのかな?」
日本人らしい一行が着飾ってバスに乗り込んでゆく。
「オプショナルツアーなど行ったらあかん! もっと美味しい店紹介したる」

 今日の夕食はツアー代金に含まれていない。
夕食の心配をしている我々に添乗員 桑名氏はオプショナルツアーを薦めなかった。

「ムール貝のお店」はホテルのすぐ目の前にあった。
いかにもレストランという雰囲気を持つその店は、シャツにジーンズという軽装の我々に気後れを感じさせたのだが、そんなことを気にしていない桑名氏を先頭にして着席
フランス語は「メルシー」「ししかばぶー????←怪しい」ぐらいしか知らないので注文は桑名氏に任せることになった。
とりあえず私が白ワイン風、奥さんがクリーム風を注文。
(何が出てくるか知らなかった)
もっともメニューに写真などあるわけもなく・・・

食卓に出てきたのは「鍋一杯のムール貝」である。
ホーロー製?の鍋からはみ出す程のムール貝は、見ただけでゲンナリしそうである。
ひとつ摘んで口の中に
「おっ うまいじゃない」
予想を超えた美味しさです。なんとも言えないスープの味! 白ワインと言うより中華の白湯スープにも似ている。
「こうやって食べます」
桑名氏は食べ終わったムール貝の殻で身を掴んで口に運んでゆきます。
「なるほど フォークより食べやすい」
真似をして食べる。まるで蟹でも食べているように無口になってしまう。
気が付くと鍋の底が見えていた。
あああ パンでこの残ったスープをすくって食べたい!

このお店の名前は「Leon」ベルギーに本店があるそうです。
なんでも100年以上の歴史があるとかないとか?
※この「ムール貝のレストラン」には後日談があります。
そのお話はいづれまた...

店の外は土砂降りの雨。なんでもこの季節にこのような雨が降ることはありえ
ないということです。「異常気象?」桑名氏は言っていた。
雨の中をホテルまで走る走る。
この雨のなかを背広を来ていた紳士が傘もささないで悠然と歩いていました。
「あんまり傘をさしている人がいないねぇ」

ホテルの玄関で振り返ると冷たい雨にパリの街が沈んで見える。
「怪人が出てきても不思議でないなぁ」

でも
「オプショナルツアーに行くとフレンチカンカンが見れたんだよなぁ」
と少し後悔する作者であった。

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