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第2話 タコイカギリシャ

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エーゲ海のミニクルーズに来ている私達は小さな島に上陸した。島の名前は

「ポロス島」小さな島である。

怪しい添乗員「桑名」氏と新婚さん3組、そして冒険旅行に目覚める前の我々

夫婦の9名は、「桑名」氏の

「オプショナルツアーなど行ったらあかん! アテネで見てきたのと同じや

それより もっと面白いところに連れていったる!」

という言葉に乗せられる。

さらに「この船の昼食はいかん おいしくない。もっと美味しい場所に行きま

しょう」

まだまだ海外に初心(うぶ)な我々は抵抗もせずに後をついてゆく。

狭い路地を奥に入ってゆく。突然行き止まりになった。行き止まりの魚屋かと

思われる店の男は「桑名」氏を確認して威勢のいい声をあげた。

「さかな さかな たこたこ えび えび うまいよぉ」

まぎれもない日本語である。店の前では七輪?で 魚、海老、たこを網で焼いて

いる。香ばしい匂いが鼻腔をくすぐり空腹神経に強く働きかけてくる。

「はら へったぁ」 と叫びたい気持ちを押さえて薄汚れたテーブルにつく。

「なんでもいい なんかくれぃ」と思いながら 海老、魚を注文

(正式には「桑名」氏に注文してもらう)

素っ気無い皿に焼かれた海老やたこ乗ってくる。ライムを絞って口に運ぶ!

「うまい!!!」

なんとも言えない塩気が乾いた咽を刺激する。海老を噛み締めると海の香りが

してくる。それもそのはず、この魚や海老は水揚げされたものをそのままを焼い

ただけである。塩などを一切使っていないのにこの塩気。まさにエーゲ海を食す

る醍醐味!

ミネラルウォーターでかんぱい

「焼き鮹がうまい」

日本以外で鮹を食べる民族は大変少ない。なにせ鮹は「デビル・フィッシュ」と

呼ばれてぐらいである。

さて「さかな、えび、たこ」で昼食を済ませた私達は、再びクルーズ船に戻っ

た。

「このあと船の食堂で昼食がありますけど、美味しいかどうか試しに行ってみて

下さい」

桑名添乗員の言ったようにあまり美味しくはなかった。

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