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大人の小説

新宿の恋 Chapter 12 ラブラブ

新宿

この物語は、自分が20歳のとき、父親の死によって学費を捻出するために新宿のバーでバイトしたときから始まります。
バーで出会った謎の女性 レイコをきっかけに多くの女性と関わるようになることで大人へと成長しるというお話です。

実際にあった出来事に多少の演出とエロチックな要素を加味したもので半分ドキュメンタリー半分フィクションの奇妙な物語となっています。

最後まで読んでいただけたら幸いです。

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ここまでのお話

新宿のバーでバイトをはじめた自分(神原タツヤ)は、バーで出会ったレイコという年上の女性と初体験をする。レイコから性愛の手ほどきを受け、ペンフレンドのサトミ、処女だったヨウコ、同じクラスのリョウコと情を交わす。
大学の夏休みに 友人のヨウスケ、同じクラスのミキ、ナツコと軽井沢に遊びに来る
ナツコの部屋に泊まり、ついにナツコと結ばれる。

軽井沢の旅は、2日めに入った。

目が覚めるとナツコは、シャワーを浴びていた。

自分もシャワーを浴びるために浴室に入る。
ナツコは少し驚いた様子だったが、いたずらっぽく笑うとシャワーを勢いよく頭からかけてくる。
狭い浴室でじゃれ合う二人

着替えを済ませ、自分の部屋に向かう。
ドアをノックするとヨウスケが出てきた。

「おう おはよう」
と声をかけると

バツがわるそうに 「昨夜は済まなかったな」とあやまってくる。
「お前のせいで 廊下でねることになったよ」
と文句をいうと

「まじか? すまん すまん いろいろあってな」
中にミキがいるのでイジメるのは、これぐらいで切り上げる。

「メシ 食いに行こうぜ 下で待ってるから」
と言って立ち去ろうとしたら

「神原くん ナツコにあやまっておいて・・・」
とミキが出てきた。

自分の横にナツコがいるのをみつけると
恥ずかしそうに 奥にに引っ込んでしまった。

「まぁ 話は、あとだ 自分 腹が減って倒れそうだよ」

気まずい雰囲気

ナツコと先に食堂に向かう。
後からユウスケとミキがやってきた。
ペンションの朝食は、焼きたてのパンとサラダ、とスクランブルエッグとハム、コーヒーという定番ものだった。

焼きたてのパンが香ばしく とっても旨い
しかし、4人共会話もなく 淡々と食事を進める。

ペンションの奥さんも察したのか、深くは話さない。
あまりの沈黙に耐えられないので自分から きっかけをつくる

「今日は、どうする? テニスでもドライブでもOKだよ」

「せっかく来たんだから 山に行きたい」
とナツコが、合わせてくれる。

二人は、少し沈黙が続いた後
ミキが「高原に行きたい」と揃って声をだす。

「よし 高原までドライブに行こう」
ということで 2日目は、ドライブに決定

男はバカな生き物

ユウスケと自分の部屋に戻る。
ベッドもキレイに整えられていた。おそらくミキが朝早くからやったものと思われる。

「昨夜は、楽しかったかい?」
と尋ねると
「ミキと付き合うことにしたよ」

「そうか よかったなぁ 大事にしろよ 薄々気がついていたけどな」

「おまえこそ どうなんだよ」
とユウスケ

「まぁ なるようになるさ? というより なったかも」
と答えると

「で 昨夜は、どうだった・・・」
と朝からコソコソエロトーク
つくづく 男というものは、馬鹿な生き物係だと思う。

「じゃぁ カップル同士で楽しもうぜ」
とユウスケが笑う。

別行動

近くの高原までドライブすることになった。

運転席には、自分、とユウスケ、後席には、ナツコとミキが座った。

ユウスケと自分は二人の会話に聞き耳を立てて二人の会話に注意をしていた。
昨夜のことについて ナツコとミキは、おしゃべりが続いて楽しそうだ。

二人は、昨夜のことを離したのかどうかh定かではないが問題はなさそうである。

今日は、軽井沢近くに観光ドライブとの予定
ペンションでもらった観光マップで最初に目指したのが、旧碓氷峠である。

旧碓氷峠は、標高約1,200m、碓氷峠の頂上付近にある展望公園があり、天気の良い日は、浅間山、妙義連峰、南アルプス、八ヶ岳まで見えるという。

駐車場にクルマを停めて展望台に向かう
天気は良く 遠くの山々まで見通せる。

「気持ちいいなぁ」
とユウスケの横には、ミキが、自分の横にはナツコが寄り添う

完全にふた組のカップルが誕生している。

次に教会巡り、軽井沢には多くの教会があり 結婚式が連日行われている。
ある教会では式の真っ最中で幸せそうな二人を祝福に便乗することになった。

ナツコとミキは、特に嬉しそうでナツコは自分に、ミキは、ユウスケの腕を絡めて式の二人をみつめている。

昼食を食べに 軽井沢銀座まで戻る。

混んでいたけどイタリ料理店に入り、おしゃれなランチを食べる。
4人ともよく食べ、よく笑い楽しい時間だった。

食事が終わると それぞれペアで行動することにした。

通称 軽井沢銀座 言ってみれば 原宿を小さくしてコピーしたようなところです。
昭和の時代は、タレントショップという お笑い芸人の名前を冠した店が並ぶ
土産物の多くは、キャラクターもので 「なくてもよいものばかり」でだった。

ナツコと二人で店を冷やかしながら散歩する。
平日なのでそれほど混んではいなかった。

若い人が多いのは、夏休みと言うこともあるだろう。
時折、「どう考えても自分の娘ではない20歳ぐらいの女性を連れたおじさん」とすれ違う。

「ねぇねぇ 今の人、愛人かなぁ」
ナツコがいっている。

そういえば、この時代「愛人クラブ」と言うのが話題になっていた。
その後、経営者(表向き)の女子大生が逮捕されたという事件があった。

「ところでナツコは、ミカと夕べのことを話した?」
聞きづらいことを聞いてみた。

「うん 聞いたよ 同じ部屋に泊まっていたのに そうならないわけないよね」
そりゃそうだ 自分も昨晩ナツコとセックスしたわけだから

「私も話したよ そういうところって仲がいい女子は共有するんだ」
男にはよく理解できない と一瞬思ったけど 男同士だって似たようなものだと理解する。

「昨日ね、タツヤとして うれしかった はじめてで上手くできなくて ごめんね」
こういうことを明るく話してくれるナツコが大好きだ。

「そんなことないよ ナツコは、きれいだったよ」
レイコとのセックスとのレッスンがなければ こんなことを言う余裕はなかっただろう。
『女性との接し方は、場数』
なんだと60歳を過ぎて思うことがある
「うれしい」
と抱きついてくるナツコ

しばらく、ぶらぶらと散策、待ち合わせの時刻に駐車場に向かう。

ユウスケとミカが先に待っていた。
手には、大きな袋 お土産なんだろう。

クルマに乗り込み 昨日夕日を見に行った丘の上までドライブ
つづら折りのカーブが続き、RENAULTが駆っとんでゆく
タイヤをならして 曲がるカーブはドライブ好きにはたまらない。

助手席のナツコは、「きゃぁきゃぁ」と騒ぎながら楽しそうである。

丘の上の駐車場は、クルマ好きらしく 走るクルマが止まっている。
黄色のRENAULTは、そのなかでも目立つらしく 自分は「質問漬け」となった。

少し日が傾いている丘の上から見た景色はロマンチックである。
二組のかっうるは、それぞれ うっとり夕日を眺めている。

部屋割り

帰りの下り坂は、勝負をしかけてくる「走り屋さん」とランデブー走行

ドライブを楽しみペンションまで戻る。

夕食まで時間があるので 庭でのんびりしていると
「運転 お疲れ様でした」
とナツコが缶ビールを持ってやってきた。

ベンチに二人で座って 乾杯

「今日は、楽しかった?」
夕日に照らされたナツコに聞いてみる。
「うん ミキも楽しかったって でも疲れた」
ビールに少し酔ったのか、眠そうだ。

「そうだ 部屋どうしようか? 今日も一緒の部屋でいい?」
と聞いてみた。
「ええぅと ミキに聞いてみるけど 一緒にいたい」
と寄り添うナツコ

夕食は、フレンチだった。
おいしい料理と笑い声が響くテーブル

『来てよかった』
誘ってくれたユウスケに感謝だ。

「ユウスケ 今日の部屋だけど 昨日のままでいいかな?」
こっそりとユウスケに聞いてみる。

「いいよ あとでにもつ取りに来てくれ」
ということで、2組の男女は、昨日と同じ部屋に割り振られることになった。

ユウスケの部屋に自分の荷物を取りに行くと
「コンドーム持ってるか?」
と聞いてきたので
「ああ わけてあげるよ」
とコンドームを3つ渡す。

「おまえの分は・・」
「おれは、1ダース持ってきたから十分だ」
ユウスケは、なぜ 自分がコンドームを1ダース持っていたか疑問にも持たず ニヤニヤしながら部屋に入っていった。

自分の荷物をとって女性たちの部屋に向かう
ノックをするとナツコが出てきた。
「もう少し 待っていて」
部屋の中には、ミキがいるらしい。

少しドアの前で待っていると 荷物を持って ミキガ出てきた。
「ユウスケによろしく」
と話すと
「ナツコをよろしくね」
と笑ってユウスケの待つ部屋に入っていった。

予告

隣の部屋ではユウスケとミキ、こちらの部屋ではナツコとの熱い夜がはじまる。

次回  新宿の恋 Chapter 13 感じる

お楽しみに・・・

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  • この記事を書いた人

はぼぞう

旅と砂漠と写真と女性を愛する60歳ちょっと前の現役ITエンジニア シンガー 森口博子とアーティスト 中村中が大好きです。

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