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日本のニュースに出てこないニュース

バイオ燃料を増やしたら温室効果ガスの排出を増やすという皮肉

図解でわかるカーボンニュートラル燃料 ~脱炭素を実現する新バイオ燃料技術~ 未来エコ実践テクノロジー

バイオ燃料
簡単に言えば 食料(主にトウモロコシなど)を燃料に変えてガソリンに混ぜて使うことで「温室効果ガス」を減らそう
ということである。

昨今「脱炭素」「CO2削減」「海面上昇」と叫ぶ人たちが、困惑するニュースが出てきました。

今回の日本のニュースに出てこないニュースでは、
バイオ燃料を増やしたら温室効果ガスの排出を増やすという皮肉
と題して、温室効果ガスを減らそうとしたところ 逆効果になりそうだというお話です。

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バイオエタノールとは?

バイオエタノールとは、主にトウモロコシを発酵させて輸送用燃料のバイオエタノールを作成することである。
酒を作るのと似ているわけで原理は同じようなものです。

作成されたバイオエタノールは、ガソリンに混ぜて使用することで
「温室効果ガスの排出を減らす」
ということが目的である。

05年以降、ガソリン生産者は米環境保護庁(EPA)が定めた再生可能燃料基準(RFS)により、トウモロコシ由来のエタノールを燃料に混合することが義務づけられている。

RFSが義務づける混合量は、この基準が設けられてから毎年徐々に増加し、ガソリン生産者は16年以降、輸送用燃料にトウモロコシ由来のエタノールを年間150億ガロン(約567億8,118万リットル)混合するよう指示されている。

WIRED
https://wired.jp/article/biofuels-gasoline-russia/

バイオエタノールで温室効果ガスが増える

なぜそうなるのか 順を追って調べてみましょう。

  1. 2005年 再生可能燃料基準(RFS)義務付け
    ガソリン生産者は米環境保護庁(EPA)が定めた再生可能燃料基準(RFS)により、トウモロコシ由来のエタノールを燃料に混合することが義務
  2. 2005年から21年の間に米国でトウモロコシを収穫する土地の面積は約14%増加
    バイオエタノール増産
    2008年から2016年にかけて米国の全耕作地は210万ヘクタール拡大(およそ2.4%の増加)
  3. 農地拡大によって炭素を多く含む土壌が開拓され大量の炭素放出
  4. 炭素吸収源の減少と肥料の製造
    炭素吸収源として用いられてきた土地が穀物を植えるために耕作されることだが、肥料の製造も炭素が排出される大きな原因になっている

「こうした草原は何千年もの間、炭素を多く含む土壌をつくり出してきました。そして、このような土壌を耕すことによって多くの炭素が土壌の外に出て、大気中に放出されやすくなってしまうのです」とラークは指摘する。

ウィスコンシン大学マディソン校の科学者タイラー・ラーク氏

WIRED
https://wired.jp/article/biofuels-gasoline-russia/

これらのことが研究によって明らかとなり
 バイオエタノールの増産=温室効果ガスの排出
という図式がなりたってきた。

温室効果ガス抑制でバイオエタノール燃料を推進してきた人たちにとって皮肉なことである。

穀物価格の上昇

トウモロコシの価格がバイオエタノール燃料の増産で値上がりしています。
食料と燃料でどちらが儲かるかということでバイオエタノール燃料のぞうさんになることでもともと食料だったトウモロコシが燃料へと変わってゆく

さらに環境保全、放牧地も次々とバイオエタノール燃料のためにトウモロコシ畑となり環境が悪化

つまり、穀物価格の上昇、自然環境破壊、温室効果ガス増大という逆効果となっている。

解決方法はただひとつ

これらの解決方法は、ただひとつ

エネルギーを使わない社会

となるわけです。

前述した学者さんは、電気自動車と言ってるけど、電気自動車に使われる膨大な電気エネルギーは、どうするのでしょうか?

火力? 原子力? アテにならない再生可能エネルギー

結局 エネルギーを使わない社会 が理想とするのであろうか?

エネルギーをめぐる旅――文明の歴史と私たちの未来

まとめ

個人的にバイオ燃料を批判しているわけではない。
しかし、食い物を燃料にするという発想自体が間違っていると個人的には思っています。

もちろん トウモロコシ以外のバイオ燃料の材料はあるだろう。
しかし、米国の農家がバイオ燃料の材料としてトウモロコシを使うということは、すべてにおいて 金になるからである。

温室効果ガスの排出を減らすには、今戦争をやっている連中を止めるのが手っ取り早く、ロシアの天然ガスを安価で使用できるようにすべきではないですか?

環境保護を訴えている人はここを真っ先に言うべきである。

また、原子力発電所をバンバンつくって有り余る電気で電気自動車を走らせよう

となぜなら言わないのか?

個人的な意見ですが、自然保護、環境保全、CO2削減 などは、金持ちの発想(道楽)で(今のところ)コストのかかることである。

コストのかかる = 価格上昇 = 生活困窮

という状況では実現しない。

何十年か後の問題よりより今の生活が大事

これは、誰も非難できないことだと思います。

常時約60万点以上を展開、毎日6000点以上の新商品

  • この記事を書いた人

はぼぞう

旅と砂漠と写真と女性を愛する60歳ちょっと前の現役ITエンジニア シンガー 森口博子とアーティスト 中村中が大好きです。

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