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ミャンマーの休日

【ミャンマーの休日】 その13 ロンヂーとたなか


「パゴダだ」
積載オーバーの1BOXからは次々とパゴダと呼ばれる仏塔が見えてくる。
いや正確には仏塔ではない。
仏塔群である。
先端が尖っている茶色や白い仏塔が茶色な大地にに無秩序に立ちまくっている。
大きいのや小さいのが数えきれない!
「す! 凄い!」
「全部 遺跡ですか?」
「遺跡と言うより今でも次々と作られています」
見渡す限りパゴダの世界である。

市場には20分ほどのドライブで到着 市場と言っても看板すら見当たらない
「市場はどこ?」
と思っていたらすでに市場の中央に来ていたくらい質素である。
「ここでロンヂーを買うことができます」
そうそう 私達は「ロンヂー」を買うんだった。
「ロンヂー」を売っているお店は、綺麗な布をたくさん売っている。
ここは畳み文化なのだろうか?
と思う程 農家の家に似ている。 商品と
売っている人たちは一段高い床にいるのである。

子供達ばかりでなく大人達も我々の周りに寄ってくる。
同じアジアの人間なのであまり違和感がない。
女性は顔に黄色い何かを塗っている。
ちょうど バカボンのほっぺたのようなものを想像して欲しい。
この「黄色いグルグル」は、「たなか」と言うそうです。

さてその「ロンヂー」なのですが奥さんは友人の分と自分の分で2枚 私も
調子に乗って1枚作ることになった。
「つくる」と言っても売っているのは1枚の布
それを筒状に縫い合わせるだけの簡単なものである。
布を選んで約10分 早速身につけることになる。
店の者の後を付いていって店の奥に入る。
腰ぐらいほど高さをサンダルを脱いで登るとカーテンの奥に若い店の兄さんのところに連れてゆかれた。
早速ズボンを脱いで「ロンヂー」に足を通して腰まで引き上げる。
腰まで上げた筒状の布を両手で左右に引っ張り「さっさっ」とすばやく前に折り畳む
(ここが難しい のんびりしてると収集がつかない つまりずっこけるということ)

若い店の兄さんは私がバタバタしているのを手伝いながらやたら
股間を触ってくる。
「おぉおおお びっぐね」
と気持ち悪い声をかけてくる
「おいおい こいつ あぶねぇな」
と思いつつ
「OKOK じゃぱにーず  うたまろ」
なんでしょうか? 意味不明です。

ミャンマーの人は、「ロンヂー」にベルトなどせず 腰の前にあまった布を
押し込み丸く形を作っている。ずり落ちそうになったら素早く直しているらしい。
しかし 初めて身に付けた日本人にとって このスカートのようなものはあまりにも頼り無い。
そこでベルトを巻くことになった。
ちょっと頼り無い「ロンヂー」姿のできあがりである。

※この旅行記は、1998年に書かれたものです。

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はぼぞう

旅と砂漠と写真と女性を愛する60歳ちょっと前の現役ITエンジニア シンガー 森口博子とアーティスト 中村中が大好きです。

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