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ミャンマーの休日

【ミャンマーの休日】 その6 ビーチサンダルと日本車の走る街


バスを待つあいだいつものように観察を始める。
目の前を走るクルマは、ほとんど「日本車」しかも5年以上前のカローラやサニー、XXXX電気工業(株)などと書かれたクルマが走って行く。

思ったより湿気がない 夕刻なので過ごしやすい 我々の周りにいる人々はほぼ、民族衣装の「ロンヂー」をはいている。
よく見ると 男性は中央に団子のように布を束ねている。
女性は巻きスカートのようだ。
しかも綺麗な模様である。
そして 全員がビーチサンダルを履いている。
というか ゴム草履である。
背もあまり高くなく。
むしろ日本人より低いかも知れない。
太った人も見かけない。
ストリートチュルドレンも見かけない。
装甲車も戦車も見かけない
まして銃を持った人などまったくいない。
「本当に軍事政権???」
日本で聞くような暗く抑圧された雰囲気はまったく感じられない。
情報とは何なのだろう?
我々が日常見聞きしているミャンマーのイメージは創られたものなのか?
少なくても私の目の前にある雰囲気はのどかな田舎の駅前風景である。

子供達はニコニコしながらこちらを見ている。
「あらい」さんはメモを片手にミャンマー語講座の真っ最中である。
やがてバスが到着 バスト言っても日産のマイクロバスである。
スーツケースは というと バスの後部に窓から入れられていた。
「え 窓から・・・」
まぁ なんでもいいんですけど

バスがヤンゴンの街を走り始める。
まずセインさんの話し
「両替えなんですが 一応ここに準備してありますので二人で50$ぐらいで足りると思います。レートは1$ 230チャットで計算させていただきます」
早速 両替えです。
ミャンマーの単位はチャット 市場レートで1$ 230から260チャットぐらい
日本円で1チャットが0.5円 つまり100円が200チャットになります。
計算は非常に楽である。

「観光をする上での注意をお話します」
セインさんの日本語は、ひょっとしたら今の日本人より綺麗かも知れない。
「まず 軍関係の施設は撮影禁止です。 停電があるかも知れませんのでライトを準備された方がよいかも知れません」
などなど 注意が続きます。

「空港から20Kmほどで市内に入ります」
道路にはたくさんの日本車が走っている。
かなりのスピードだ。 ときどきクルマのドアに「XXX商店」とか「キャノン」とか「XX工務店」などの文字が見えます。
ちなみにミャンマーはクルマが右、人は左です。

ヤンゴンの人工は93年の調査で100万人です。
この国では外国の投資を推進しています。
現在日本の投資は9番目、1番はシンガポールになります。
ミャンマーの人のほとんどが仏教徒ですが日本と違って小乗仏教です」
この言葉に少々驚きを感じた。
というのも セインさんが小乗仏教と言ったことである。

仏教はインドでブッダによりはじまり 中国~日本に辿り着いたのが通常 大乗仏教と呼ばれる仏教の系列になります。
まぁ一言で言えば「おおきな船でみんなで救われる」と言う意味である対して小乗と言うのは、大乗に対して個人を尊重する救済になり
大乗側から小さい乗り物ということで小乗と呼んでいるのわけである。
少し差別的なニュアンスがあるので正式には上座部仏教と呼ぶのが正しいということになります。
ですから当然 上座部仏教の信徒であると思われるセインさんが小乗と言ったことが気にかかったのである。

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※この旅行記は、1998年に書かれたものです。

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はぼぞう

旅と砂漠と写真と女性を愛する60歳ちょっと前の現役ITエンジニア シンガー 森口博子とアーティスト 中村中が大好きです。

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