インドからミルクティ

60杯目 インドの車窓から オーランガバード駅

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「世界の車窓から」と言う番組を知っていますか?
「今日お伝えするのは、インド、オーランガバード~ムンバイ行きの列車です」と
言うような感じで始まる「富士通」が提供している世界中の列車紹介番組です。

ホテルでの食事が終わり荷物を持ってバスに乗り込みます。
今回、我々が乗る列車はオーランガバード~ムンバイまでの特急列車です。
「特急列車というからにはきっと豪華なんだろうなぁ」
と思いつつバスの外のデカン高原の風景を楽しんでいた。
30分ほどでバスが停車!駅に到着
看板にはオーランガバードの文字、と言っても「マラティ語」で書かれたそれは、子供の悪戯書きのように見える。
クラクション、叫び声、人が溢れかえり騒然としていた。
そんな風景を見ていると急に不安が襲ってくる。
「本当に列車は来るんだろうか?」
混雑を避けるためにしばらくバスで待機! 
でも、表に出てこの雑然とした雰囲気を味わうことにする。
「◎×○×●◎×○×●◎×○×●◎×○×●」
と子供の乞食が近寄って来て、何か本を読ませようとする。
物売りも集まってくる。
赤い制服を着た駅の公式荷物係り(日本での赤帽さんですね)などが足早に移動して行く。 
子供が泣いている。
母親が怒鳴りつけている。
オートリキ車のクラクションがうるさい。
そう、「おもちゃ箱をひっくり返した」という言葉はこんな感じだろうなと思う。
やがて列車が来たらしく多くの人々が消えて行く。
我々はもう少し奥に探検を決行!!
待合室らしき床には人が寝ている。
山のような荷物を持った人々がいる。
キヨスクのような売店では、チャイなどが売られているのであろうか、甘い香りが
漂ってくる。
バスに戻り荷物を持って駅の中に向かう。
人が減ったとはいえ、まだごったがえしていたりするので、ラジャーン氏からはぐれないように足早に構内に向かう。
「改札がない!?」
待合室からいきなりホームにつながっている。
階段を上り反対側のホームに向かう。
太陽が「ジリジリ」と暑い! 階段を上って通路へ。
下には線路が見える。
先に目をやると地平線に線路が消えている。
通路から階段をおりる。
年老いた老人が階段をふさぐように倒れている。
現地の人は、平気な顔で老人を跨いで降りて行く。
生きてるのか死んでるのか? よく分からない。
注意深く老人を跨いでホームに降りる。
あいかわらず騒然としている、
線路が日本と比べて幅がかなり広い。
きっと大きな列車なんだろう。
線路には草がたくさん生えていた。
大きな荷物を持った人、サリーを来た美しい女性、子供を連れた母親、売店の人らしき人々、たばこをぼ~~~と吸っているインド人、時刻表が見当
たらない。
きっと来た列車に乗るんだろう。
列車が止まっている。
深いえんじ色の列車には、窓に鉄格子がはまっていた。
ラジャーン氏に聞くと「ただ乗りと泥棒よけ」であのような構造になっているそうだ。
でもこれでは、列車が火事になったら全員焼け死ぬだろうなぁ
迷子にならないようにラジャーン氏の近くに陣取り列車を待つ。
階段の老人は、まだ動かない。

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