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グラシアス・メキシコ

【グラシアス・メキシコ】 46 チャックモールの呪いに襲われる。


夕食のテーブルに着く テーブルは中庭に面しているオープンテラス ローソクの灯

呪い?

「ううん なかなかロマンチック」
私たちはいつもお相手してくれている鈴木ご夫妻と一緒のテーブルです。
最初に出てきたのは 「オアハカチーズとトマトのサラダ」
お腹が空いていたので普段チーズをあまり食べない私が食べる。

「ねぇ チーズ大丈夫」と奥さん
その直後 私の胃は急変を告げていた。

「気持ちが悪い」
口には出さないが今にも吐きそうだった。

「チーズ美味しいわね」
確かに日本で食べるチーズとは違う あまり強いにおいがない。
舌触りがモッツェリアチーズのようだ。
胃がキュルキュルしてくる。
冷や汗が出るのがわかる。

次に出てきたのが「マッシュルームとズッキーニの花のスープ」緑色の冷たいスープだ。
私にとって一口飲むのがやっとであった。

チョコレートソース

次に出てきたのは「タホサ」と呼ばれるオアハカの牛のステーキである。

「げ チョコレートがかかっている」
出てきたステーキにはチョコレートソースがかかっている。
ステーキを少し食べてみる。
味もなにもない テーブルの上の調味料を
お好みでかけるのであろうか?

チャックモールの呪いか、幽霊か?

ここで私の胃は悲鳴をあげる。

「俺 部屋で休むわ」
と奥さんに告げて部屋に戻る。
部屋に戻りベットに横になる。
天井が薄気味悪い影が映る。

「あのときあんな写真撮ったせいかな?」
私は2日前のチャックモールで
ふざけた写真を撮ったことを思い出す。

「どうなるんだろうな?」と不安が広がる。
少し休むとだいぶ落ち着いてくる。
奥さんがやってくる。
手にはティーポッドが見える。

「これカモミールティ 飲むと落ち着くかも」
一口飲む なんだか妙な口当たりだ。
水分を取って少し落ち着く。
ふかい眠りに落ちてゆく。

やはり チャックモールの呪い?

【グラシアス・メキシコ】 14 チャックモールの呪い

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とにかく体調をもとに戻さねば。
後で奥さんから聞いたらデザートが大変美味しかったらしい
旅行ではじめて体調を崩した悔しさでいっぱいであった。

【グラシアス・メキシコ】 47 呪いからの復活

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※この旅行記は、1997年に書かれたものです。

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はぼぞう

旅と砂漠と写真と女性を愛する60歳ちょっと前の現役ITエンジニア シンガー 森口博子とアーティスト 中村中が大好きです。

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