グラシアス・メキシコ

【グラシアス・メキシコ】 44 薄気味悪いホテルの部屋


カテドラルの外に出てソカロで「ぼぉぉぉぉ」と座り込む。
フラメンコの衣装を着た女の子は楽しそうに走り回っている。
風船を買ってもらった子供がニコニコしている。
石畳の道が少しずつ暗くなってゆく

バスが来たらしいのでソカロにお別れを告げてバスに戻る。
5分ほどバスで移動したら今日のホテルに到着

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カミノ レアル オアハカ

バスがホテルの前まで入れないので大きな通りで停車
クラクションの中急いで下車
大きな通りから一歩細い道に入るとさきほどのクラクションの喧騒とは別世界のようであった。
真っ白い壁が続いている。

今日のホテルは「カミノ レアル オアハカ」と言うホテルです。
「えぇえええ これがホテル??」
このホテルは元16世紀の修道院を改装したそうである。
外見は真っ白な壁 ロビー? とも呼べないような小さい待合室。外見とは
違い天井はくすんでいる。
入り口から入ると小さな中庭 中庭の周りに回廊がありロウソクのススでくすんだ怪しい巨大な絵が飾ってある。
中庭に面して部屋と回廊があるらしい。
全体が薄暗い

部屋はどこだ

鍵を受け取り部屋に向かう。
自分たちのスーツケースが置かれているのを発見

「部屋番号違うよ」
我々が渡された部屋番号とスーツケースが置かれている場所が違う。
鍵の番号の部屋を探すがない。
部屋番号の案内を見ても私たちの部屋番号がなかった。

「まぁ海外旅行ではよくあること」
と思いつつちょっと焦る。
添乗員の藤野さんを探しに行くために再びフロントへ

「藤野さん 部屋がないんです」
藤野さんがホテルの従業員とやって来る。

「すみませんね アーチ型の暗い部屋だったので急きょ変えてもらったんですがよく伝わってなかったみたいで」
と藤野さんの説明

薄気味悪い部屋

部屋はあっちです。
食堂までゆく途中の通路に私たちの部屋があった。
自分たちでスーツケースを運んで部屋に運ぶ。

鍵は真鍮製の巨大なもので「がちゃがちゃ」とやってやっと開くような鍵である。
部屋の中は、薄暗い 天井が高く壁は真っ白だ。
床は冷たい石が敷き詰められ腐りかけたようなテーブルがひとつ

「気味悪い」
と思わず言ってしまった。
窓を開けると窓の高さまで芝生があった。
ここは半地下だったのだ。
小さい蟻が窓枠から入ってくる。
電気をつけると影が延びて
不気味さが増してくる。
天井の巨大な扇風機が場違いのように回っていた。

※この旅行記は、1997年に書かれたものです。

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  • この記事を書いた人

はぼぞう

旅と砂漠と写真と女性を愛する60歳ちょっと前の現役ITエンジニア シンガー 森口博子とアーティスト 中村中が大好きです。

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