グラシアス・メキシコ

26 工事現場のような サン・フランチェスコ教会

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壁画はそこだけではなかった。
大蔵省側の壁にも力強いタッチでメキシコの農作物を作る様子やスペイン人の侵略の様子などが描かれている。
特に印象に残ったのがアステカの犬がスペイン人の侵略の後に痩せ衰えている姿
はじめての混血の子供の絵がディエゴ・リベラ(壁画の作者)の子供のころの自画像になっているところだった。
彼の皮肉を込めた壁画がメキシコ人の心情を表しているのであろうか?
壁画見学が終わった後 もと来た階段を下りる。
壁画の絵はがきが売っていたので購入。
再び警備の兵隊の見守る?なか 外に出る。
相変わらずニコニコと我々を見ている若い兵隊の一人が「ハポネ」と言っている。

ハポネのツアー一行は次の観光ポイントを目指す。
宮下さんが突然立ち止まる。
「あちらの道路を見て下さい いかに地盤沈下が激しいかわかると思います」
道路を見ると 途中から盛り上がりその先は見えなかった。
宮殿も傾いているのがはっきりとわかる。

公園のようなところにいきなり遺跡が見えてくる。
と言ってもピラミッドや塔のような建造物が見えるわけではない。
ただピラミッドらしき階段状のものが見えるだけである。
それでもここに巨大なピラミッドと神殿があったことがわかる。
周りがスペイン風の建築物なのでより迫力があった。
この遺跡の名前は「テンプル・マヨール遺跡」
4層のピラミッドの上に太陽の神「ウィツィロポチトリ」と雨の神「トラロック」の神殿が並んでいたそうである。
手すりにかこまれた遺跡に一匹の猫がいた。
メキシコで始めてみた猫である。
足下にはお人形のような女の子が何かを我々に売ろうとしていた。

カテドラルと呼ばれる教会に向かう。
最初にバスから降りて見た傾いた教会です。
巨大な建造物は、ラテンアメリカ最大で240年もの歳月がかかったそうである。
完成したのは1813年だから まぁ気の長い話、でもその間 教会が傾くことがわからなかったのだろうか?
「中に入るとき 男性の方は帽子をとってください」
と宮下さんから注意
宗教関係の場所はそこの流儀にしたがうのがツーリストの礼儀である。
中に入ってまず気が付いたのは高い天井まで届いている緑色に塗られた鉄骨群である。
工事現場のように組まれた鉄骨は5mおきに組まれている。
「これは。。。。あまりにもむごい」
とため息 教会の悲鳴が聞こえるようだ

※この旅行記は、1997年に書かれたものです。

25 歪む サン・フランチェスコ教会

27 三文化広場

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