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14年目の新しい旅が始まる。アルファ147 車検から無事帰宅

名車アーカイブ アルファロメオ&フィアットのすべて

2006年にアルファロメオ 147 2.0 tsというクルマを購入
あれから14年、先日車検から帰ってきました。

新連載トマト色のクルマと暮らすは、
14年目の新しい旅が始まる。アルファ147 車検から無事帰宅
と題して、自分の所有しているアルファ147についていろいろと考えたことについて連載します。

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車検代

車検代金は、全部で20万円程度

バッテリー、オイル交換、水冷パイプの交換が主なマンテナンス項目

大物(タイベルとか)が、なかったので 一安心だけど、一般の国産車からするとかなり高いよね。

40歳でクルマデビュー

自分は、茨城県の南にある小さな町で育ちました。
家どころか近所にもクルマなどはなかった。昭和30~40年代の田舎の農村地帯なんてそんなものです。
移動手段は、耕運機に荷台に乗って田んぼにゆぐらい、後は、サッパ船という小さな船が移動手段でした。

18歳で上京、大学に進学、そのまま都内の企業で仕事をしてきたので、原則 クルマなど必要なし
電車ならば、長くても20分以内でやってくるし、荷物は、宅配便で送れば用事が済みます。

そんな自分が、はじめてクルマを購入したのは、40歳

購入したクルマは、フォルクスワーゲン Poroこのクルマであちこちに出かけた。次のクルマは、BoraそしてNew Beetleに乗り継ぎましたが、ディーラーが地元から撤退したために
次のクルマを探していました。

ネットでカラログを応募 一番早く カタログをポストに入れてくれたのが今のディーラーのアルファ ロメオ浦和さん
壊れるというイメージのあるイタリア車でしたが、赤い魅力にやられてしまい アルファロメオ 147 2.0 tsを購入しました。

2006年から14年、乗り続けています。

アルファ147(Alfa Romeo 147)

アルファロメオ・147(Alfa Romeo 147 )は、イタリアの自動車会社アルファロメオが2000年から2010年にかけて製造、販売したハッチバック型の乗用車である。

ボディタイプ ハッチバック
ドア数 5ドア
乗員定員 5名
型式 GH-937AB
全長×全幅×全高 4225×1730×1435mm
ホイールベース 2545mm
トレッド前/後 1510/1495mm
室内長×室内幅×室内高 ----×----×----mm
車両重量 1330kg

エンジン・燃料系

エンジン型式 32310
最高出力 150ps(110kW)/6300rpm
最大トルク 18.4kg・m(181N・m)/3800rpm
種類 直列4気筒DOHC16バルブ
総排気量 1969cc
内径×行程 83.0mm×91.0mm
圧縮比 10.0
過給機 なし
燃料供給装置 電子制御燃料噴射
燃料タンク容量 60リットル
使用燃料 無鉛プレミアムガソリン

足回り系

ステアリング形式 パワーアシスト付きラック&ピニオン
サスペンション形式(前) ダブルウィッシュボーン(コイルスプリング)
サスペンション形式(後) マクファーソンストラット(コイルスプリング)
ブレーキ形式(前) ベンチレーテッドディスク
ブレーキ形式(後) ディスク
タイヤサイズ(前) 215/45R17
タイヤサイズ(後) 215/45R17

スペックだけ見れば、飛び抜けて凄い数字が並んではいない。

2000ccで160馬力、ホンダのエンジンから比べれば、ごく平凡なエンジンです。

そのかわり、外見は、どこのクルマにも似ていない。
写真写りがよくないのもアルファロメオの特徴ですが実車は半端なくエロい造形をしています。

古代ギリシャの彫刻かよ?

ナンバープレートが中央ではなくオフセットしていたり、ひと目見て絶対に忘れない姿形です。

でも 姿かたちより凄い魅力がこのクルマにあったのです。

ロールさせて曲がる

居住空間を狭めてまで前輪を運転手の足元近くに設置、エンジンは、フロントタイヤより前 前後荷重が、8:2に近いフロントヘビー

エンジンが、前輪より前目に設置されていることがわかると思います。

そのため室内が犠牲なっていて、アクセルペダルがタイヤに押し込められるように内側に設置されている。
※右ハンドルのため特に窮屈になっていることもあるでしょう。

足回りは、極めて柔らかい

コーナーは、車体を深くロールさせてクリアーする独特の動きなのですが 山坂道では、
「ちょっと攻めると なれていない人から悲鳴が上がる」
しかし、極めて安定していて破綻することもなく、面白いようにコーナーをクリアしてゆく。

FF車の多くは、コーナーでアクセルを踏むと、クルマが外側に逃げるのですが、147は、明らかに挙動が違う動きをしています。

このクルマは、後輪は、どうでもよく前輪のことだけ考えればよいということに気が付きます。

この挙動を頭に叩き込んで走ると思いのままににコーナーを曲がってゆく。

特に中低速のコーナーで顕著にあらわれていて、言葉で表せば

キュン

と曲がる。

あるいは、

フォークリフトのようなコーナリング

と言ったほうが良いかも知れません。

普通のFFのようにアクセルオンで外に膨らみにくく、タイヤの方向にグイグイと進んでゆく。

このコーナリングの感覚は、一度体験すると病みつきになるので147から乗り換えられない要因となっています。

柔らかい足でロールを意識的にさせているのもこのコーナリング特性(快感特性)を演出しているかも知れません。

写真のようにタイヤと車体の間が大きくとられていることがわかります。

147は、スタイル優先で車高を下げるオーナーが多いと思いますが、GTAクラスを除いて 147の足回りを弄る(特に車高を下げる)と独特のコーナリング特性(快感特性)が失われてしまうので要注意です。

快感コーナリングを潰してまで格好をつけるのは、個人的に、おすすめしません。

エンジン

エンジンは、2.0リットルでTwinSparkという1気筒に2本プラグを持っているという 変わった仕様である。


最近の国産車と違い、アクセルを踏むと一気にレッドゾーンまで振り切るという特性を持っています。
ですから、アクセルワークには注意が必要で、いきなり「グイ」と踏み込んではいけません。

また、3500回転を越えたあたりでエンジンの吸気音が甲高い音に変わり、特性が、一気に変わるところも面白い。

このようにアクセルコントロールに気を使いますが、決して扱いづらいエンジンではないことを付け加えていきます。

4ドアハッチバックのファミリーカーにこのようなマニアック(ぶん回る)なエンジンを搭載することこそ、イタリアンなクルマの証です。
事実、イタリアでは、おばぁちゃんが147で山道をかっ飛んでいるという話もよく聞きます。

とにかくエンジンを回す、TwinSparkエンジンを長期間楽しむには、時々レッドゾーンまで回してあげることが重要です。
※自分は、公道で高速の合流でギアを落としてぶん回すことをやっています。

エンジンオイルは、純正のものを絶対にオススメする。

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高価なオイルですが、このエンジンを守るためには、必須事項だと感じている。
このオイルは、TwinSparkエンジンの開発に使われているものだそうです。

14年もエンジン本体にトラブルがなかったのはこのためだと信じている。

ディーラーでキチンとメンテしてもらうことも必要で、決して、ガソリンスタンドや街の自動車ショップではやらないことをオススメする。

室内

室内は、運転席重視であまり期待しなほうがよい。

最近の国産車のようにいたせりつくせりではないし、ものを入れるところも少ない。カップホルダーがあるけれど、そこにペットボトルをおいて肘掛けをおろすとペットボトルにぶつかる。などという仕様になっていたりするのもご愛嬌

運転に関係ないものは、余り気にしないというのも2000年代のイタリア車なのかも知れない。

エアコンは、運がいいことに故障なし、どうも製造元は、国産らしいが、どこかは知らない。
冷えるから良しとしよう。

そして

うるさい室内

エンジン音とロードノイズが容赦なく入ってきます。
高速道路では、助手席の人と大声を出さないと聞こえないことも多いので要注意

エンジン音が好きな人は、オススメするが、快適かといえば嘘になる。

車の挙動は、柔らかく、ゴツゴツしていないのでのりごごちはよい。

もっとも14年も経過するといろいろなところから音がするけど 気にしたことはない。

こんなものと思っている。

そして、ドライバー優先に設計されている。

エアコンのスイッチもダイヤル機会式で見ていなくてもわかるようになっている。
全体的にデジタル表示などごく一部しかなく、メーター類も機会式である。

といいつつも 室内は、結構広い。
使い勝手の良い 4ドアハッチバックなので荷物もほどほど積めるので、昔は、ロードバイクを積んでよく出かけていました。

塗装 熟れたトマト色

自分の147は、アルファレッドという 真っ赤な車です。

家族は、熟れたトマト色と言っています。


赤は、紫外線に弱いので、乗らないときは、直射日光を避けることが必須

自分は、ラッパーズというシートを使用しています。
オーダーメイドでシートを作ってくれるところでゴアテックスを使用しているためにクルマは、蒸れにくい。

かなり高価だけど、効果抜群

普段使いの人は、屋根付き車庫やラッパーズのような対策とらないと赤は避けたほうが良いでしょう。

紫外線に当て続けると、2000年代のイタリア車の赤は、ピンク色に変色します。

困ったこと

タイミングベルトの交換

5年に一度?(距離)にタイミングベルトの交換がやってきます。
金属製でないので仕方がないけれど、それより接続しているウォーターポンプがやられてしまうらしい。

交換は、ウォーターポンプとセットなので15万円以上覚悟したほうがよいでしょう。

高回転型エンジンの宿命と思って諦めている。

窓の部品破損

一度だけ、窓の部品が破損して、窓が落ちるかもという危険があった。
症状がでてからは、窓を開けないようにしたが、2年前に修理 部品代で2万円ぐらい

助手席の取っ手

経年劣化で助手席のドアの取手がベタベタしている。
現在は、布を巻いて対処中

セレスピード

147の変速機能ですが、2ペダルでクラッチペダルはない。

しかし、オートマではないので、エンジンの回転数を合わせてギアを入れることが必要で
坂道発進は、ブレーキを離すと後ろに下がります。

つまり、マニュアル車だけどクラッチは、シフトレバーによってコンピューターが入り切りしてくれています。基本操作は、マニュアルと同じで回転を合わせないと上手く走れない。

シフトダウンは、神レベルのクラッチ操作を勝手にやってくれる。

このクルマは、仕組みを知らない人だと1mmも動かせないかも知れません。

ですからガソリンスタンドの移動は、自分が運転しています。

ハンドルについているシフトレバーは、右かシフトアップ、左がシフトダウンでF1のパドルシフトと似たようなものだけど、そんなにすごいものではない。

マニュアルを運転したことがないと上手く走れない。

一応

シディモードと言うオートマのようなものもあるが、147は、自分でシフトして扱うクルマであると思っている。

奇跡的な個体

自分の147は、幸運なことに一度も路上でストップしたことはありません。

また、セレスピードの故障も経験していない。
オイルや冷却水は、点検時に確認と対処してもらっている程度

サーキットも行かないし、セレスピードは、回転を合わせて変速している。
エンジンは、時折 レッドまで回す程度

車体の傷は、カバーなので擦り傷は、仕方がないけど紫外線の方がダメージが多いだろう。

台風で傷ついたところは、自分で色塗った。

エンジンは、絶好調 あいかわらず ぶんまわるエンジンで気持ちが良い。

タイヤは、PIRELLIのECOシリーズでおとなし目

カーナビは、パナソニック製だけどDVDが高価なので地図は、14年前のまま
最近は、スマートフォンで代用(ヤフーカーナビは優秀だ)

基本 無改造

14年目のアルファ147は、基本 無改造、足回りのダンパーが抜けたので交換したぐらいです。

あとは、タイベルと消耗品の交換にとどまっている。

基本、無改造でマフラーも純正のままです。

新車時のお値段は、プリウスより安いとだけ言っておきます。

14年目の旅

トマト色のイタリアンなアルファ147と14年目の旅が始まります。

僕も還暦がみえてきました。

一時は、ロードバイクばかり乗っていて147とあまり遊んであげられないこともあった。
ロードバイクは、持病の悪化のため、降りたけど、そんな僕を147は、ちゃんと待っていてくれた。

体力や視力も14年前と比べるとかなり弱っている。

147の母国、イタリアは、新型コロナウィルスで大勢の人が亡くなった。
日本もいつ同じようになるかも知れません。

新型コロナウィルスの真っ只中にあるイタリアの現実を見せられた。「コロナ渦に揺れるイタリア内部レポート」

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でも希望は見えてくる。

悲しみのイタリアに響く 希望のアベ・マリア バイオリニスト横山令奈 クレモナより

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遠い国からやってきた147との14年目の旅が始まる。


まだまだ、147と暮らせそうである。

まとめ

国産車から乗り換えると 大きな違いがあると思います。
147の個性を良しとするか、不便と思うかで評価がわかれますが、自分は

交差点を曲がるだけで楽しい

という147から離れられないだろう。

147をオリジナルに近い状態にしていたのは、偶然でもなんでもなく

「スッピンのクルマは、ひとつの完成形」

というあるクルマ好きの先輩の一言でした。

これから、不定期ですが、アルファ147についてレポートを書いていきたいと思います。

暇でしたらお付き合いいただけると嬉しいです。

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  • この記事を書いた人

はぼぞう

旅と砂漠と写真と女性を愛する60歳ちょっと前の現役ITエンジニア シンガー 森口博子とアーティスト 中村中が大好きです。

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